業務用のエアコンが優れているポイント

業務用のエアコンには家庭用のものには見られない機能が備わっています。さまざまな機能がありますが、近年になって注目を集めているのはデマンド制御です。人が自分で温度を変更するのではなく、コンピュータが最適な温度を自動的に判断してくれます。そのような機能は家庭用のものにも備わっていると反論する人もいるでしょう。

たしかに簡易な制御は行えますが、業務用のエアコンほどこまかな設定は不可能です。たとえば、電気代のピークをずらすために機構が設けられているタイプもあります。ピークになりそうな時間を予測し、そうなる前に稼働状況を調節するといった具合です。他にもいろいろな機能がありますが、連携制御も重視されるようになってきました。

広いオフィスでは3台ほど同時に使用しているケースも少なくありません。それらが個別に動いているとエネルギーを無駄に消費しやすくなります。1日あたりのロスは少なくても年間で見るとかなりの量です。そのため、業務用のエアコンのなかには他の機体の状況に合わせて、モードを切り替えるものも存在します。

一方が暖房モードで動いているとき、統制がとれてないともう一方は冷房モードで相殺しかねません。このような事態を避けるため、モードを統一して互いの風量を下げるなどの工夫をします。したがって、これからオフィスに導入するなら、業務用のエアコンを選択したほうがよいでしょう。安いからといって家庭用を選択するのは避ける必要があります。

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