業務用エアコンは、室内機と室外機がそれぞれ1台のシングルタイプと1台の室外機で複数台の室内機を稼働させるマルチタイプがあります。マルチタイプの業務用エアコンは、複数の室内機を設置する必要があることから室外機との配管も室内機の数だけ増えてしまうため、同じパワーを持つ業務用エアコンであってもマルチタイプを採用すればその分だけ取付費用も高額になってきます。空調したい部屋が広ければそれだけパワーの大きなものが必要とされ、室内機・室外機も大きく重くなる傾向があるので、パワーが大きいものほど取付費用も高額になります。業務用エアコンには壁掛け型や床置き型、天井吊型や天井埋め込み型といったタイプがありますが、壁掛け型は比較的パワーが低めであるため、取付費用も安価に抑えられる傾向があります。
床置き型はフロアに設置するだけなので、壁掛け型よりも取付費用が安いと考えがちですが、室内機が大きい分だけ重量もあるため、壁掛け型よりも少し高額になってきます。天井吊型は壁掛け型や床置き型と比べても取付費用が高くなるイメージですが、天井埋め込み型よりは安価に抑えることができ、エアコンの出っ張りがあるのでデザイン性よりも機能性を重視したい場合におすすめといえます。天井埋め込み型は天井吊型とそこまで大きな違いはありませんが、4つのタイプの中では最も高額な費用がかかります。天井埋め込み型の場合、シングルタイプは6馬力程度までなので、それ以上のパワーを求めるケースではマルチタイプを選択する形になります。
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